民進党と小池新党の合流はなぜ「危険」なのか

民進党の前原代表は、小池東京都知事代表を「希望の党」との事実上の合流を決断しましたが、新党に入りたい民進党議員や候補者が「形だけ」保守のポーズを示したり、安保賛成に一時寝返って、議席を得たら、「本心」を出して候補時とは逆のスタンスを表した際、小池代表はどう反応するのでしょうか?小池代表は安倍総理自民党との連携を示す方針ですが新党に入った民進党議員や候補者が「NO」を示して小池代表の足を引っ張りかねない事態に追い込むと感じました。それどころか真正の保守派の議員が小池新党から追い出されるだけでなく、小池代表も追い出される危険性もあります。つまり小池新党が「保守」装った民進党系の議員に乗っ取られる危険性を秘めています。また小池新党と民進党が合流したことで自民の議席が脅威に晒され、総選挙後の安倍内閣は極めて不安定な運営を強いられることも考えられます。

そうした点で民進党と小池新党の合流は極めて「危険」だと感じました・・・

民進、希望に合流へ=小池氏、安保で候補選別−衆院、28日に解散【17衆院選

(時事通信社 - 09月27日 18:00)

第194臨時国会が28日召集され、安倍晋三首相は同日昼の衆院本会議で衆院を解散する。政府は直ちに臨時閣議を開き、「10月10日公示−同22日投開票」の日程で第48回衆院選を実施することを決定する。民進党前原誠司代表は、小池百合子東京都知事が代表を務める新党「希望の党」との事実上の合流を決断。民進党衆院選候補者が望めば、希望から出馬させたい考えだ。小池氏は安全保障政策などの一致を条件に候補を選別する方針を示した。

 前原氏は27日、仙台市で「どんな手段を使っても安倍政権を終わらせる。野党がばらばらでは勝てない」と述べた。自身は希望の公認は得ず、無所属で出馬する意向。民進党幹部は同日の所属議員の会合で、衆院選対応について「民進党の公認候補は出さない。民進党の党籍を残したまま、希望の党の公認をもらってほしい」と説明した。